「闇の中を歩んでいた民は 大きな光を見る。死の陰の地に住んでいた者たちの上に 光が輝く。」 イザヤ書9章2節
「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」 ルカの福音書2章11節
クリスマス、おめでとうございます。
今年は、皆さんにとってどのような一年だったでしょうか。2022年もコロナ禍が続き様々な制約のある中での生活となりました。新型コロナウイルス感染の影響は未だに収束することがありません。ロシアのウクライナ侵攻によって始まった戦争は未だに続いています。また、ミサイルの発射実験が行われたりと私たちを取り巻く社会は不安が尽きない状況になっています。そのような国際情勢だけではなく、私たちは、個人的にも多くの課題を抱え、恐れと不安を抱えて生きています。
そのような中にありますが、クリスマスを迎えて聖書の御言葉に耳を傾けてみませんか。旧約聖書に登場する預言者イザヤは、救い主がお生まれになるという預言を語りました(イザヤ書9章2節)。イザヤは、救い主が生まれる約700年前に主なる神様からそのことを知らされて人々に語りました。私たちの救い主は、この世を照らすまことの光として来られ、私たち一人ひとりを照らしてくださるお方です。闇の中を歩むような不安や恐れがあっても、救い主はその闇を照らし、光で包み込み、私たちに平安と希望を与えてくださるのです。
このように預言されていた救い主イエス様が、今から約2022年前にユダヤのベツレヘムでお生まれになりました。その日、御使いが野宿で羊の夜番をしていた羊飼いに現れて、「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」という素晴らしい知らせを伝えました。救い主イエス様は、私たちを罪から救うためにお生まれになりました。救い主イエス様は、私たちの心を照らし、導き、恵みと祝福を与えるお方です。この「今日」というのは、羊飼いに御使いが知らせを伝えた日であり、聖書を通して御言葉を聞いている現在の「今日」でもあります。
救い主はあなたのためにお生まれになりました。あなたも救い主イエス様を心にお迎えしませんか。イエス様は、あなたの心を照らし、恵みと祝福で満たし、平安を与えてくださいます。クリスマスの恵みが一人ひとりの上にありますように。
小川キリスト教会 牧師 赤松勇二